「ねえ上島さん。悪いけれどもう一度思い出してちょうだい。ここにあった段ボールを見た覚えはない?」
「知りません」
「どこかに紛れたとか、間違えて置いたとか」
「何度聞かれても、知らない物は知りません」
考える素振りも見せない玲奈。
「あのね、実際物がなくなっているのよ。もう少し真剣に考えてくれない」
「だって、そもそも三代さんの管理の問題ですよね。何で私が言われないといけないんですか」
はあ?
この子、絶対怪しい。
最近あまり絡んでこないから気持ち悪いなあとは思っていた。
もちろん、回りには気付かれないように気も遣ってはいるけれど、
もしかして、龍之介と私の関係に気づいているのかもしれないし。
もしそうだとしたら、
「知りません」
「どこかに紛れたとか、間違えて置いたとか」
「何度聞かれても、知らない物は知りません」
考える素振りも見せない玲奈。
「あのね、実際物がなくなっているのよ。もう少し真剣に考えてくれない」
「だって、そもそも三代さんの管理の問題ですよね。何で私が言われないといけないんですか」
はあ?
この子、絶対怪しい。
最近あまり絡んでこないから気持ち悪いなあとは思っていた。
もちろん、回りには気付かれないように気も遣ってはいるけれど、
もしかして、龍之介と私の関係に気づいているのかもしれないし。
もしそうだとしたら、



