初恋 ~頑張る女子と俺様上司の攻防戦~

午前1時。
店はもう閉まり、後片付けもほとんど終わった、

ソファーで1時間ほど休ませてもらったせいで、私の体調も少し回復。

「ミライちゃん、大丈夫?帰れる?」
「はい。タクシーで」
そこまで言ったとき、

ドンドンドン。
店のドアを叩く音。

「誰だろう」と、残っていたバーテンさんがドアを開ける。

ドタドタ。
ドアが開くとともに駆け込んでくる男性。
う、嘘。

「社長」
どうしてここに。