「トイレ行って来るね!」
玲華が私にそう告げると三人になった。
ジュンくんに玲華と連絡先を交換したのか聞いてみることにした。
少し性格が悪いのかもしれないが本来の目的はここなのだ。
「玲華と連絡先交換した?」
「いや、してないかな。」
ジュンくんは連絡先を交換するか迷っているようだったので、余計な御節介ではあるが交換するような空気を作ってしまった。
交換してもこの先二人が連絡を続けるか続けないかは本人達次第なのでまあいっかと都合の良い解釈をして、再び私はヒロくんとダンスフロアへ踊りに行くことにした。
お酒の弱い私は、テキーラとひたすら思い通りにいくこの状況に高揚感と快感に酔いながらひたすら踊り続けた。
