この青く雲がひとつもない空を見るたびに思い出す・・・

この青い空はあの人も見ているのだろうか?

見ていてくれるなら

とてもとても

うれしい

わたしの顔は今どんな顔をしているのだろうか?










放課後
私はクラスのベランダにいた。



「くしゅん」
くしゃみや鼻水が出るこの季節。私はこの季節が嫌いだ・・・
風がつめたくて体が冷えるし、
鼻水をティッシュでかんだあと鼻が赤くなるし、この季節はただでさえ
寒くてほっぺは赤くなって顔中が真っ赤か・・・・
「大丈夫?真理。風邪ひいたの?」
彼女は私の親友
安部 真美(16)高1
髪はロングで目はパチッリ顔は小顔
足が長いし、きっとモデルができると思う。
彼女とは中学校からの付き合いで
中学時代同じ部活で仲良くなった。
今も同じ部活・・・陸上部に入り
彼女はマネージャー
私は選手
として部活をやってます。

そして私の名前は
佐藤 真理(16)高1
部活は陸上部に入っていて
親友の真美はとてもスタイルがいいのに
私は・・・・・髪はショートで
そして、他はそんなに特徴がない
まあ
地味なのかな?



みんな知ってる?

どんな季節だろうと

体中が温かくなる

魔法をかけてくれる人がいることを



一人の男がクラスに入ってきた・・・
「おーい。真美。早く着替えないと部活に遅れるぞ」


ドキっ

「あ・・・あれ?もうそんな時間なの?優輝」

私は
彼を目の前にすると
いつも
心がドキドキしてしまう。

いつからこうなっちゃたんだろう?