もう一つ、こんなことがあった。


会社で研修をやっていた頃、


仲の良い同期の中で、よく自分のことを


コミュ障だと言う人がいた。


実際は全くそんな素振りはなく、


むしろ会話は面白いし、自分から進んでリーダーを


努めるような人だし、色んな人と話せるという感じだ。


私は、そんな彼女を見て


オイ!


全然コミュ障じゃないじゃん!!


ふっつうに色んな人とペラペラ話せとるやんけ!


と、心の中で突っ込んでしまった。


彼女が何を意図して言ったのかは知らないが、


どうやら、自らをコミュ障と名乗る行為は


「もしうまく話せないときは


コミュ障ってことで!まじごめん!」


といった感じに保険をかける目的で行われるらしい。


中には本気の本気で自分のことをそう思って


言っている人もいるのだろうが、


もし自分がある程度話すことが得意だと


自覚して名乗っているなら


なんだかあざといなあと感じてしまう。


世の中には真剣に自分がコミュ障であることを


悩んでいる人だっているかもしれないのに、


それをあたかも軽々しく自称するなんて、


軽率すぎやしないかと思ってしまう私は


考えすぎなのだろうか。