ねぇ助けて

処置が終わり
翔『終わったぞ』
蓮『ありがとな』
翔『気にすんな』
蓮『おう』

それからなかなか目を覚まさない有咲
さていつになったら起きるのか
誰にも予測出来ないのである。



深い暗闇の中に私は居た
私は、いまだに過去に捕らわれてばかりで
どうしようもなく、身動きすらとれない
だけどたったひとつだけ灯りがあった
そこに走って行けたらどんなに良いのか
灯りに向かって走ることにした。








悠太『有咲目覚めないな』
翔琉『あぁそうだな』

有咲『ご…めん…なさい』

葵『えっ！』
蓮『寝言じゃねえーの？』
翔琉『また、思い出してんだな』
悠太『そう…だね』
葵『有咲って我慢ばっかりだね』
蓮『そーだな、俺達兄弟より歳が離れてるからな』

翔琉『我慢するしかなかったからな
今も、前も
そろそろ安定剤ださないといけないかな？流石にもう、限界だろ？』
蓮『あー起きてすぐにパニックにならなきゃいいんだけどな』

有咲のパニックは大変男二人でも止めるのはしんどいまぁそのてん、男兄弟で良かったとつくつぐ思う



有咲『いや…いやーーー
ﾊｧﾊｧやめてもういやーーー』

翔琉『目覚めるぞ
蓮、葵抑えろ』
蓮、葵『おう』

有咲『イヤーーーー来ないで、やめて
ﾊｧﾊｧやめてお願いﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧ』
翔琉『有咲、大丈夫大丈夫』
有咲『ﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧやめて
来ないで、ごめんなさい』
翔琉『翔ーごめんけど点滴持ってきて発作止めと安定剤』
翔『了解です』
翔琉『悠太ごめんけど俺と抑えるの変わって』
悠太『分かった』

翔『持ってきました。』
翔琉『有咲、大丈夫、今から点滴するよ
チッくっとするよごめんね』


有咲『イタイやめて、』