ねぇ助けて

翔『有咲ーそろそろ起きてよ』

ん?誰か呼んでる誰なんやろ?

何で歩いても歩いても灯りの方に行けないの?
もう疲れてきたよー

翔『有咲ー戻ってこい』

さっきから声が聞こえて来るけどどこから聞こえるん?
とりあえずまだ歩こう
パパとママが言ってたからね





有咲『んっ』

翔『有咲聞こえる?』

有咲『あっ翔』

翔『もう心配したんだからな』

有咲『ごめん、うちどれくらい寝てた?』

翔『2ヶ月弱だよ
とりあえず診察するね』

有咲『イヤしなくていいよ、元気だから』

翔『しないと駄目、服捲って』

有咲『しないよ』

翔『いい加減んにしてよしないと行けないの分かってるでしょ?退院出来ないよ?それでもいいの?』

有咲『うるさい、うるさい、うるさい』
耳を塞ぎながら、病室を散らかしてる

翔『有咲落ち着いて、ごめんね怒鳴って、深呼吸しよう』

こうなった有咲はどうにもならないので
ナースコールを押す

翔『ごめんけど蓮達呼んでくれる?後安定剤と喘息の発作止めお願い』

少しすると蓮達がやって来た

翔琉『翔ありがとう、とりあえず有咲抑えような』

蓮『有咲抑えるぞ』

有咲『うるさい、やめて、来ないで』

葵『有咲大丈夫、大丈夫』

悠太『点滴と注射持ってきたよ』

翔琉『有咲ごめんね、痛いよ』

有咲『やめてってば、痛いグス
嫌い、大嫌い』

有咲は布団に潜ってしまった

葵『有咲ー潜ったら苦しいよ
葵兄と二人でお話ししよっか』

有咲『イヤだ、お話ししない
もうほっといて、お兄ちゃん達みたいに頭よくないし普通やないし
何でも出来ないし、本当はめんどくさいでしょ?だからかまわないで』

葵『とりあえず翔達でていってもらってもいいかな?
ここは俺に任せて』

翔琉『そうだな、こういう時には、お前が一番だもんな』

翔『お願いします』

蓮『頼んだ』

悠太『お願い』

葵『お願いされました
あっ翔琉兄有咲の事話してあげてて』

翔琉『おう、そうだな』

葵以外がでていくガラガラ