ねぇ助けて

葵『有咲ー診察頑張ったらさ何でも買ってあげるからさ』
有咲『嫌、無理だから』
葵『ハァーごめんな無理やりめくるな』
有咲『やめてーー』
翔琉『悠太手伝ってあげて』
悠太『うん』
あっという間に布団がめくられてしまい
後ろに翔琉
足を悠太と葵
手を蓮
有咲『お兄ちゃん達酷いよ馬鹿』
翔琉『有咲ごめんな、暴れないようにしようと思ってな、苦手なのは分かるんだけど、少しだけ頑張って欲しくてな』

有咲『それでも嫌、私頑張れないし
いつもいつもそうじゃん
騙すだけ騙してさ全然分かってくれないじゃん』
翔『有咲、落ち着け
深呼吸して』

有咲『無理だよ、ねぇ何で?何で深呼吸しないといけないの?』

翔『ごめん安定剤打つよ
このまま過呼吸になったらいけないからね』
有咲『しなくて良い
必要ないから』

翔琉『翔ナースコールおしてさ、男呼んで安定剤持ってきてもらえ』
翔『あっはい!』

看護『どうしました?』

翔『ごめんけどどっちでもいいから男呼んでもらって良い?それと安定剤よろしく』

看護『あっ分かりました。すぐに行けるの看護士が行きます。』
翔『ありがとう』
看護『翔先生持ってきました』

翔『ありがとうごめんけど有咲に話しかけて落ち着かせて』
看護士『分かりました

有咲ちゃん大丈夫だよ落ち着いてね今から先生が楽になれるように注射してくれるって深呼吸しようか』


有咲『大丈夫だから離して』
翔琉『有咲、聞こえるか?』

有咲『お願い離して
離してってば』

どうにか動こうとしてもがっちり捕まってるため逃げられない

有咲に声は届かず何かから必死に逃げようとしていて、力強く押さえないと流石に男の力でも負けそうなほど力が強い
抵抗するときにだけだけどね


翔『有咲ごめんなチクってするぞ力抜いて』
有咲『嫌だやめて』

翔琉『有咲力抜け』
有咲『痛い』
少ししたら落ち着いて疲れたのか寝てしまった。

翔『ありがとな』
看護士『いえいえこれで失礼します。』


翔『押さえてくれて助かりました。ありがとう』
翔琉『いえいえ』
蓮『当たり前だ』

葵『そうですよ』
悠太『お互い様ですよ』

翔琉『何が駄目なんだろな有咲は』
俺はお前を助けたいよ


蓮『翔琉兄
自分を責めるなよ、有咲色々溜め込んでんだから』

翔琉『ありがとな』
蓮『おう!』