あれ…?
どこでやるって言ってたっけ?

「……」

私…ダメダメじゃん!
メールは…迷惑だよね……。
でも…体育館か外だよね?
行ってみよう!

ダッ

「?」

ワァァァァァ

「すごい…声援」

何部だ?ボール持ってるけど…サッカー?
じゃあ…違うか。
体育館か!

ガラッ

「パス!」

「よっしゃ!シュート入った!」

ワァァァァァ

こっちはこっちで盛り上がってる……。
悠斗君は……

「!!」

いた!!!だけど…今、声かけていいのかな?
蜂蜜レモン…皆、食べれるかな?
いろいろと悩んじゃう…!

「…姉ちゃん?」

「!!ゆっ……悠斗君!」

「どうしたの!?まだ…仕事の時間じゃ…」

「早く終わったから…」

バッ

「これは…?」

「さっ……差し入れ、です」

「マジ!?」

「うん。前、行くって言って、行けなかったから…」

迷惑かな?

「ごめん、迷惑だよね…」

「ありがとう!すっげぇ嬉しい!」

ドキッ

あまりにも、嬉しそうで、幸せそうに笑うキミを見て、
胸が高鳴った。

ザワッ

「えっ、キャンディーのセンターのましろん!?」

「すごい、マジだわ!」

「可愛い!!!」

「どうしたの?」

「あっ…邪魔してすみません!えっと…あの…差し入れ持ってきました…。蜂蜜レモンです」

「マジ!?嬉しい!」

「ありがとな、真白ちゃん!」

「皆、ましろんが差し入れ持ってきてくれたよ!」

「「「よっしゃ~!!!」」」

「……?」

差し入れって、そんなにめずらしいのかな?
部活終わるまで待ってなきゃ…

「悠斗君、私、ぶらぶらしてくるから…終わったら連絡してね!」

「うん、ありがとう!!!」

「……頑張ってね!」

「…じゃ!」

どこ行こうかな?
特に行くところないんだよね…。
ノープランだし……。

ハッ

他の部活見に行ってみようかな!
だけど…どこで活動してるかわからないんだよな…。

「困った……」

「どうしたの、可愛い子ちゃん!」

ビクッ

「ひゃっ!?」

だっ…誰!?しかも変な声出ちゃった…。
恥ずかしい……///

「あれ?キミ…キャンディーのセンター、ましろんじゃん!」

「あっ…はい、そうですけど?」