そろそろ時間なので帰ろうと身支度をした。

「一緒に帰ろ」

「わかった」

僕が言いたいセリフをなんの迷いも無しに言える美由紀にまた嫉妬心を抱いた。


「好きだ」

僕は彼女に聞こえない大きさで呟いた。