私はそっと、


彼の手に自分のものをそえた。



彼の手は

マヨネーズの油と

頭のモサモサによって

汚れていたが

そんなことは気にならなかった。




彼がたとえ

頭がブロッコリーの

宇宙人だろうが、



すぐ泣く意気地なしだろうが



関係ない。





今の私には

ブラピにも負けない、





私だけの王子様に見えた。





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