「信じられないわ!!! てゆうか・・・ そんな簡単に 泣いたりしないでよ!!」 このときは、 私は自分自身の勘吉への 激情の正体がなんなのか 気付いていなかった。 今ならわかる。 私は勘吉にうそをつかれたことが ショックだったのだ。 私ではなく、 おじさんに先に マヨネーズだと告白した 勘吉が 許せなかった。 ―――――――――――