「俺さ、むかしちょっといろいろあってさ、女子とは関わりたくないんだよ」



「いろいろってなんだよ」




「中学の時、急に告られてさ、それも学校一可愛いって言われてた子から。でも、俺興味なかったし、もうその頃からもう梨沙のこと好きだったから、断ったんだよ、」



「で?」




「そしたらさ、その子バスケ部の先輩の彼女でさ、その先輩が、いろんな人に「 俺の彼女をあいつがうばったー」とか言ってさ、みんなに言いふらして、その先輩、キャプテンだったから無理やりレギュラー落とされて」




「告られた子にもあることないこと噂されてさ、それで女子が嫌いになったんだよ」




「サイテーだなそいつ。」




「悪ぃ、球技大会の日にこんな話して」



「いや、俺が話せって言ったんだし、まー楽しもうぜ」




「だな」