涙のち、銃声



「・・・・遅くなってすまない。
“今更”と罵られてもいい・・。

君にはちゃんと目を見て謝りたかった。」


「・・・・・・・・。」



「真実を明らかに出来ず、
大変申し訳ございませんでした。」



「・・・・・・・・・・・・。」


「・・・・・・・・。」


「頭を・・上げてください・・。」


「・・・・・・・。」


「・・・・・。」


「・・・・・・・・・・・・・・。」


「・・・スッ・・・・スッ・・・。」


「もう・・終わりにしてくれるか・・?」


「・・・・スッ・・スッ・・・
・・はい・・・・・・。」


「退院後、“過失運転致死”として君を通常逮捕します。

それから、タク坊やアメリカにいる本当の凛子ちゃんについては“不問”とする。」


「え・・・・。」


「署長室の1件も、『真田が勝手に勘違いして発砲した』事にするから。」


「ちょっと待ってください・・。
それは・・。」


「これが・・今回突き止めた真相を教える事と引き替えに、

真田が俺と北大路先輩に突きつけた条件だ。

・・ハハッ、
『あなた達は隠蔽が得意だろ?』
と言われてしまったよ。」