涙のち、銃声



―――――― 


“ガチャリ”


「小西!!」


「お!早苗さんお帰りなさい。
どうでしたイタリアは?」


「うん!すっごい楽しかったよ!
あとでお土産渡すね・・じゃなくて!!

川辺課長から聞いたよ!?」


「あぁ~・・さすが耳が早いっすね。」


「一体どういう事・・・?

真田君・・・“拳銃検定初級”も落ちるような男なのに!?」


「いやだからマジで俺もビビったんですよ。

拳銃もろくに扱えないあの人が、
まさかポケットの中に隠し持ってたなんて。

それが見事に凛子ちゃん・・じゃなくて、桐谷アズサの太ももを撃ち抜くとは。」


「素人のまぐれ・・って事・・?」


「だと思います。本人が一番、

“スゲー!当たった!!”
って慌てふためいてましたから。」


「危なっかしいなぁホント・・。

・・・それで?

署長と川辺課長にこってり怒られて謹慎してるって?」


「・・です・・。

これで二度目の謹慎だから、
今回は相当長いはずですよ。」


「あのバカスケベは・・もうっ・・!」