涙のち、銃声



「アズサちゃん。
俺も君が憎む警察組織の人間だ。

まさか今更、

“お母ちゃんとは無関係だから”とか言って腰抜かすんじゃねぇだろうな?」


「・・・・・!!!」


「あと言っておくが、川辺さんも北大路さんも俺の尊敬する上司だ。

君やタク坊を逮捕しても、

“お母ちゃん”の事故や、

“お父ちゃん”の襲撃事件の真相は、
引き続き“隠蔽”させてもらうからな。」


「黙れ・・・!!!

気安くお母ちゃんとお父ちゃんを呼ぶな!!!!!」


「さっさと撃ってみろよ!?

お父ちゃんやお母ちゃんの気持ちも考えない親不孝者!!

気が済むまで自己満復讐を続けろよ!?」






「・・・・・・・・スッ・・・・・・。」


「・・・・・・。」


「・・・・スッ・・・・スッ・・・・・。」


「・・・・・・・・・・・・・。」


「・・・スッ・・・・スッ・・・。」


「・・・・・・・・・。」


「・・・・・・・・スッ・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
ャァアアアアアアアア!!!!!」



「真田さ・・!!」

アズサに向かって一直線に走り出す。

体当たりをかまそうとその体へ突進する。







“バァァァン!!!”







「真田さん!!!!!」


彼女の体へ俺の手が届く前に・・
乾いた1発の銃声が響いた。