涙のち、銃声



薬が効いたタク坊を横にした後、
ムコウジマ警察署へ向かう。



あの時、警察が正当な捜査をしていればお母ちゃんの命は報われた。


警察が大石の圧力に屈さなければ、
私達の人生は大きく変わった。


お父ちゃんが仇討ちを決行する事なんて無かった。


これは・・・お母ちゃんの仇討ちであると同時に・・お父ちゃんの仇討ち・・。



淡々と私達を突き放した、
ムコウジマ警察署長 北大路ジン。

口だけ一人前のことを言って、結局何もしてくれなかった刑事課長 川辺マサヒロ。


タク坊に真相を教えてもらった成人式の夜から、

私の怒りの矛先はこの2人にも向いていた。


毎日のように私達の元を訪れ、

励ましの言葉を並べていた裏で・・・大石と手を組んでいたあの2人に・・・。


“偽り”の言葉を並べ、私達を弄び、

今では出世して、どっぷりとぬるま湯に浸かっているあの刑事達に・・・・。