〜去年の冬〜


「○○先輩っ。ずっと前から好きでした…！」
卒業式の時に思い切って告白したけど、あっさり終わってしまった恋。

そのあとに先輩のはなった言葉はこう。
「お前は彼女にしたいタイプじゃないw」

私の心をズタボロにするようなその一言は、おそろしい呪いのようだった。
言われてみれば私の恋はいつもそんなもんだった。
中一の時に小学生の頃から好きだった彼に告白され付き合ったものの3ヶ月で「彼女が出来た」と振られ、中二で好きになった人と付き合えたけど「実は私じゃなくて私の友達が好きだった」と言われて…中三の時にできた彼氏とは長続きしなくて別れてしまったあと私の専属ストーカーとなってしまった。

私の性格に非があるのか、見る目がなく彼らに非があるのか。

多分どちらもなのだろうけど…
私はほんとに恋愛にうといし向いてないんだと思う。
もう恋なんて諦めていた。