人生。

私は生後半年でカナダに行った。
理由は転勤でも家族での移住でも何でもない。
ただ父の自営業の会社の軌道が悪くなり、母方の叔父の家に私だけ預けられた。
今思えば、生後半年まだ親の手が必要なのに手放された。
私には姉がいる。だけど、姉は当時幼稚園児だったので日本に残った。
小さい頃の記憶といえば3歳くらいの頃、庭にリスがいたこと動物園に行ったこと、そんな曖昧な記憶しかない。
小学校1年生になる時に日本に帰ってきた。
するとそこには、私と3歳離れた弟がいた。
私を連れ戻す前に弟が育てられていたのだ。

カナダのスクールの入学式が9月だからと間違えて日本の小学校に入るのが半年遅れた。
まず、日本語が話せないのに普通の市立の小学校に入った。
何を言われているのか全くわからない。持って行くものも聴いてもわからない。平仮名も読めない。
次の日何もできていなくて怒られても、なにを怒られているのかわからない。
そんな環境でもちろん友達もできない1年生を過ごした。
2年生になってようやく平仮名を読み聞きが出来るようになった。とりあえず勉強を必死にし、3年生でようやく平仮名カタカナ一年生の漢字をかけるようになった。
漢字は正直今も苦手だ。

友達づくりのためにスポーツクラブに誘ってもらった。
バスケとサッカーを始めた。