「先程、羅夢様が仰っていた刻印の件ですが…よく似た印を見たもので…」

「?」

「取り敢えず、羅夢が起きてから判断しよう?」

「承りました…では、私は失礼致します。」

シーン

「色々と衝撃しかないな…」

「其れに言ってなかったけど、この屋敷の前で倒れてたんだって…体中に傷とかがあったんだって。何か硬い物に当たったのか、何らかの原因で傷が出来たのか…定かではないとも言ってたって聞いた。」

「事故か?」

「分からない…ただ、」

「ただ?」

「咲那の誕生日のちょうど1週間後ってのは調べて分かった。」

「調べた?誰が…」
トーンを低くする大翔。