「…っんで!」

『??』

「何で自分の従姉妹が狙われてるって分かってて、そんな冷静なんだ!!」
再び胸倉を掴もうとするが…それは羅夢によって交わされた。

『じゃあ…取り乱せって事ですか?取り乱した時点で敵の思う壺だと思いますが…其れでもしろと?』

「ッ!!」

「羅夢…」

「お父さん!!!羅夢の言う通りだよ!」

『祐奈…そんなにおじさんを責めないで?あたしもそれを知ってて黙ってたんだから…』