「で、でも…ッ…」

「昔の話…気にしなくていい。」

「ッ!」

「…話戻すけど、その頃のレイラは、祐奈…貴女の身体を借りてた時期であって、本来の姿はこの間が初めてなの。」
知らなくて当然と言いたげな言葉だった。

「そっか…レイ何も言わないもん…知らなかったや…」
項垂れる祐奈。

「コクリコクリ」
と頷く一同。

羅夢は、心底レイラに呆れてた。

「さてこの話は終わり!…そろそろ本題入っても良い?」
その一言で何故皆がここに集まったのか思い出したようだ。

「“やっぱり忘れてたんだね…本来の目的を…”」
と心の中で呟く。