「いいえ、結構です。久しぶりにいらしたんですから、芽衣さんは主人や昴の相手をしてください。それに俊也君もあなたが隣にいなかったら、心細いでしょう?」
「……すみません」
謝るとお母さんは「わかったら戻りなさい」と言い、キッチンへ足早に入っていった。
踵を返すと、先にソファに座っていた門脇部長が私を手招きした。
「おいで」
優しい声色に胸がトクンと跳ねる。
以前と変わらないお母さんの態度に、気持ちが沈んでいたからだろうか。ちょっと子供扱いされている感が否めないのに、それが嬉しいと思うなんて私ってばどうかしている。
だけど言われるがまま彼の元へ向かい、お父さんとお兄ちゃんと向かい合う形でソファに彼と並んで腰を下ろした。
そしてチラッと隣を見れば、愛しそうに私を見る門脇部長と目が合い、また胸が高鳴る。
どうして私、こんなにときめいちゃっているんだろう。
「……すみません」
謝るとお母さんは「わかったら戻りなさい」と言い、キッチンへ足早に入っていった。
踵を返すと、先にソファに座っていた門脇部長が私を手招きした。
「おいで」
優しい声色に胸がトクンと跳ねる。
以前と変わらないお母さんの態度に、気持ちが沈んでいたからだろうか。ちょっと子供扱いされている感が否めないのに、それが嬉しいと思うなんて私ってばどうかしている。
だけど言われるがまま彼の元へ向かい、お父さんとお兄ちゃんと向かい合う形でソファに彼と並んで腰を下ろした。
そしてチラッと隣を見れば、愛しそうに私を見る門脇部長と目が合い、また胸が高鳴る。
どうして私、こんなにときめいちゃっているんだろう。



