「私も俊也さんが大好きです。……忘れようとしても、全然忘れられなくて……」
すると彼は私の身体を抱きしめる腕の力を強めた。
「傷つけてごめん。もう二度と芽衣に悲しい思いをさせたりしないから。俺の一生をかけて幸せにするから」
彼のぬくもりに包まれて、やっと夢ではないんだと実感することができた。
俊也さんは一生をかけて私のことを幸せにしてくれると言うけれど、私だって彼を幸せにしたい。
姫乃さんの分まで、彼に幸せだと感じてほしい。
どれくらいの時間、彼に抱きしめられていただろうか。私が泣き止んだのを確認すると、俊也さんは私から離れていった。
寂しく思っていると、俊也さんが申し訳なさそうに言った。
「悪い、芽衣仕事が残っているんだよな?」
「あっ……はい」
そうだった、まだ発注をかけていないし、来月の特売商品も決めていない。
青ざめる私に俊也さんは微笑んだ。
「じゃあふたりで片づけよう」
「でも……」
「いいから」
俊也さんは私の隣の席に座り、仕事をちょうだいと手を出した。
すると彼は私の身体を抱きしめる腕の力を強めた。
「傷つけてごめん。もう二度と芽衣に悲しい思いをさせたりしないから。俺の一生をかけて幸せにするから」
彼のぬくもりに包まれて、やっと夢ではないんだと実感することができた。
俊也さんは一生をかけて私のことを幸せにしてくれると言うけれど、私だって彼を幸せにしたい。
姫乃さんの分まで、彼に幸せだと感じてほしい。
どれくらいの時間、彼に抱きしめられていただろうか。私が泣き止んだのを確認すると、俊也さんは私から離れていった。
寂しく思っていると、俊也さんが申し訳なさそうに言った。
「悪い、芽衣仕事が残っているんだよな?」
「あっ……はい」
そうだった、まだ発注をかけていないし、来月の特売商品も決めていない。
青ざめる私に俊也さんは微笑んだ。
「じゃあふたりで片づけよう」
「でも……」
「いいから」
俊也さんは私の隣の席に座り、仕事をちょうだいと手を出した。



