私は今からすごく余計なお節介をする。 「霧斗くんは来ないの?」 私が恐る恐るそう聞くと、霧斗くんはこちらを見もせずに 「うん、いつもそうだからね」 と言った。 「いつもなんだ。どうして?」 聞かない方がいいって分かってる。 でも、彼を救わなきゃ。 これが救うことになるのかは分からないけど 私がやることは1つだ。 「俺、ゲームに忙しいから黙ってくんない?」 どれだけ悲しいことを言われても。