「ごめん!」 鍛えられた体を感じてあわてて離れようとして 「いたっ!」 右足を変な方向へ曲げたまま、今度はソファーにダイブした。 「足、捻ったんだろ」 黒髪くんが私の右足を指して言った。 私が頷くと 「アゲハ、救急箱取ってこい。」 金髪くんに向かって言う。 金髪くんーアゲハさんは顔を真っ赤にしたまま突っ立っていた。 「アゲハ!」 黒髪くんが怒鳴って 「お、おう!」 目が覚めたように動き出した。 大丈夫かな……