黒で統一された高そうな家具が並ぶ中、立派な革張りのソファに優真くんが眠っていた。 もしかして、私がベッドで勝手に寝ちゃったから優真くんソファで寝てんの!? 「優真くん、ごめんね…もう朝だから起…」 声をかけながら優真くんを揺らそうとした時 ソファの下に置かれたヘルメットが視界に入った。 いくつもの星たちが、流れるように描かれているそのヘルメットは、見間違えるはずのない イチくんのヘルメットだった。