よろしく、と差し出された手に応えようと私も手を伸ばすと
「唯望、そいつに触んな。優真を起こしてこい。」
輝月くんがすごい圧をかけながら言ってきた。
年下の子に命令されるとか、地味にムカつく…
「別に握手ぐらいいじゃない。そもそも優真くんってどこにいるのよ。」
「そうだそうだ!握手ぐらい」
と言いかけた歩希さんを完全に無視して
「来い」
ドア輝月くんが言った。
またすごい圧…
なんでも圧かければいいなんて思うなよ!!
圧かけられるのは仕事で慣れてるんで!!
パワハラぎりぎりの圧を受けてるんで!!
社会人なめんなよ!!
ま、まぁ、でも…
仕方ないからついてってあげるよ!!
