side 優真

「うーん、最高!!」

唯望の美味しそうにビールを飲む姿に、思わず笑ってしまう。

「おっさんかよ」

俺が呟いたのを、唯望はしっかり聞いていて

「失礼な!あたしってそんな老けてみえるわけ?!」

怒り始めた。

そんな姿も可愛く感じて、一目惚れの恐ろしさを感じる。

「へぇ〜、じゃあ、いくつ?」

巡ってきたチャンスに感謝しながら、挑発するように聞いてみる。

実は、倒れていたところを助けてからずっと気になっていた。

スーツ姿だし、酒飲んでるしで、20歳以上は確定なんだが、美人なのにあどけなくて、マジでいくつだか分からない。