死の惑星

ビアンカが訊ねる。その表情はまだ固い。ビアンカは、エリオットとセドリック以外とはあまり関わらず、笑顔も見せない。

「ビアンカ、これもコミュニケーションの練習だ」

セドリックがビアンカの頭に手を置く。ビアンカは無表情のまま頷いた。

「それじゃあ、フランクリンさん家に出発!!」

エリオットは笑顔で言い、三人はフランクリンの家へと急ぐ。街を歩く人々が不思議そうな目を向けるがエリオットは気にしない。

フランクリンとレイチェルは、三人に地球のことをたくさん話してくれた。

地球には、アデルバードとは違いたくさんの国と呼ばれるものが存在する。国によって、文化や考え方、歴史が違う。その国は百を超えていて、二人は全ての国を訪れることはできなかったそうだ。

「これはチェコという国の写真よ。街並みが絵本の世界みたいじゃない?」

「これはブラジルという国の料理だ。地球はご飯がおいしいぞ!」

「これは、カナダという国に行った時に撮ったものね。空に浮かんでいる光はオーロラって言うの」

「これはインドで撮った写真。この動物の名前は象と言うの」