君のところまで走ってみせる



「美月。おはよう」

「おはよう。
いってきます。」

外に、柚希の姿はなかった。
そうだよね。もう行こう…

ガラガラ
「ねぇ、美月ちゃん!!」

「おはよ〜…かなめちゃん」

「なんで?夏目くんと一緒に来てないの??」

「…振られちゃった。」

ごめんね、応援してくれたのに。

「えっ!?」

「私が恋するのは…早かったかな。」

「…美月ちゃん…」

かなめちゃん、そんな悲しい顔しないで。
この結果は、はじめから予想してたもん…。
でも…でも…
なんでこんなに悲しいんだろう…

「夏目くんー!おはよぉー!」

天本さんの声が聞こえる。
「俺、お前のこと好きじゃない。」この言葉が、
頭の中をぐるぐる回ってる。

「はやく忘れなきゃ。」