君のところまで走ってみせる

美月side

「ねぇ、高木くん!柚希、知らない?」

「美月ちゃん。柚希ならもう帰ったと思う。」

「ありがとう。」
「待って!!美月ちゃん、柚希あそこにいる。
まだ間に合うよ。」

「高木くん、ありがとう!!」

走って…走って…走った。

「柚希!!」

久しぶりに走った。やっぱり運動してないから
すぐに息が切れる。

「はぁ、はぁ」

前に柚希の姿があった。

「柚希!!」

私の声に気づいて、こっちに振り返った柚希は…

「えっ?」

泣いていた。