二枚目の絵は、どこかの店の中を描いていた。
「すごい…これは、どこの絵ですか?」
「わかんない?よーく見てごらん」
「えっ?うーん」
麗蘭は、佐久間が書いた絵と睨めっこをし始めた。
「佐久間さん、どこですか?教えてください〜」
麗蘭は絵に書かれた場所がどこなのか見当がつかない様子だった。
「ここだよ」
「ここ?」
「このカフェ・テリーヌの店内を書いたんだけど…わかりづらかったかな」
麗蘭は店内をぐるっと見回したあと、
佐久間の絵をじっくりと眺めた。
「ん…!あ、ここがドアで、ここがカウンターだ!」
佐久間は笑顔だった。
「わかってくれた?」
「はい!すごくお洒落な店内になってます!すごいなあ…色をつけたら、本当に写真みたい」
麗蘭は、スケッチブックの絵の輪郭を指でなぞった。
「他にも書いてあるんですか?」
「ん?ああ、あるけどこのスケッチブックは最近買って絵を書いてたから、今まで書いてた絵は家にあるけど」
どうかした?と佐久間が不思議そうに尋ねた。
「わたし、佐久間さんの絵が欲しいです」
「麗蘭ちゃん…」
「佐久間さんの絵を見ていると、癒されるというか…」
麗蘭ははにかんで言った。
「今度持ってくるよ」
「本当ですか?嬉しい!」
ふふ、と笑う麗蘭に佐久間は釘付けになった。
「佐久間さんは、風景画の他にも何か書いたりするんですか?」
「あー、そうだね。基本的には風景画が多いかな」
「そうなんですね」
「この絵みたいに、店の中みたいなのも書くけど、基本的に自然を描きたいって思っていてね」
「自然…」
麗蘭は、佐久間のすごさに感激していた。佐久間には才能があると心からそう感じた。才能のある人間とは佐久間のことを言うのだなと麗蘭は思った。
「自然っていいですよね。気持ちが和らぐというか」
「うん。いろいろなところへ行って絵を書くのは、とても楽しいよ」
「そうなんですね」
麗蘭は絵を書くのが苦手だ。絵は全般的に書けないのだが、特に風景画は上手く書けない。小学生の時、授業で風景画を書くことになって書いたものの、全く書けず中途半端で終わってしまったことを思い出す。
だからこそ、佐久間のように繊細な絵を描ける人が、麗蘭は羨ましいのだ。
「次来てくださる時は、佐久間さんの絵をもっと見せてください!たくさんでなくていいので…待ってます」
麗蘭は恥ずかしいのか、声が小さくなって言った。
「うん、わかった。持ってくるよ」
佐久間は麗蘭の頭を撫でた。
麗蘭は驚いたが、照れ笑いを浮かべていた。
「すごい…これは、どこの絵ですか?」
「わかんない?よーく見てごらん」
「えっ?うーん」
麗蘭は、佐久間が書いた絵と睨めっこをし始めた。
「佐久間さん、どこですか?教えてください〜」
麗蘭は絵に書かれた場所がどこなのか見当がつかない様子だった。
「ここだよ」
「ここ?」
「このカフェ・テリーヌの店内を書いたんだけど…わかりづらかったかな」
麗蘭は店内をぐるっと見回したあと、
佐久間の絵をじっくりと眺めた。
「ん…!あ、ここがドアで、ここがカウンターだ!」
佐久間は笑顔だった。
「わかってくれた?」
「はい!すごくお洒落な店内になってます!すごいなあ…色をつけたら、本当に写真みたい」
麗蘭は、スケッチブックの絵の輪郭を指でなぞった。
「他にも書いてあるんですか?」
「ん?ああ、あるけどこのスケッチブックは最近買って絵を書いてたから、今まで書いてた絵は家にあるけど」
どうかした?と佐久間が不思議そうに尋ねた。
「わたし、佐久間さんの絵が欲しいです」
「麗蘭ちゃん…」
「佐久間さんの絵を見ていると、癒されるというか…」
麗蘭ははにかんで言った。
「今度持ってくるよ」
「本当ですか?嬉しい!」
ふふ、と笑う麗蘭に佐久間は釘付けになった。
「佐久間さんは、風景画の他にも何か書いたりするんですか?」
「あー、そうだね。基本的には風景画が多いかな」
「そうなんですね」
「この絵みたいに、店の中みたいなのも書くけど、基本的に自然を描きたいって思っていてね」
「自然…」
麗蘭は、佐久間のすごさに感激していた。佐久間には才能があると心からそう感じた。才能のある人間とは佐久間のことを言うのだなと麗蘭は思った。
「自然っていいですよね。気持ちが和らぐというか」
「うん。いろいろなところへ行って絵を書くのは、とても楽しいよ」
「そうなんですね」
麗蘭は絵を書くのが苦手だ。絵は全般的に書けないのだが、特に風景画は上手く書けない。小学生の時、授業で風景画を書くことになって書いたものの、全く書けず中途半端で終わってしまったことを思い出す。
だからこそ、佐久間のように繊細な絵を描ける人が、麗蘭は羨ましいのだ。
「次来てくださる時は、佐久間さんの絵をもっと見せてください!たくさんでなくていいので…待ってます」
麗蘭は恥ずかしいのか、声が小さくなって言った。
「うん、わかった。持ってくるよ」
佐久間は麗蘭の頭を撫でた。
麗蘭は驚いたが、照れ笑いを浮かべていた。

