運命だけを信じてる


婚約。結婚式。
私は子供の頃から夢見ていた。
好きな人との幸せを。


決して星崎課長の幸せを壊したいわけではないし、誰よりも幸せになって欲しい人だ。例え、その相手が私でなくてもーー



けれど東家の一員になって星崎課長は幸せになれるのだろうか。気難しいと言われる東社長と、人としてとにかく最低な東課長。彼らと心優しい星崎課長が家族になって上手くやっていけるのだろうか。


余計なお世話だよね…。
愛があれば乗り越えられる問題かもしれないし。


とにかく私は部外者だ。

口を挟む権利はない。



いつの間にか小牧さんも立ち去っていて、ひとり残された私は大袈裟な溜息をついた。