雨色のてるてるぼーず

side 陽






「男かぁ…」






水葉との電話で聞いた言葉が頭の中を駆け巡る。






水葉の幼なじみにはあったことがないがとりあえず水葉と長年一緒にいたら絶対に好きになってしまうだろう。






確証はないが自分なら絶対そうなる。






でも水葉の話を聞いていると水葉はそいつのことをあまり男として認識していなさそうだったから水葉に関しては平気な気がする。







一度確かめるためにも明日塾終わるときに待ち伏せしてその男をみることにした。






「これは嫉妬ってやつか…」






初めて抱いた感情。






あったこともない男に対してイラついている僕は相当だろう。






水葉とすごしている時間は確実に負けているけれど好きな気持ちは自分の方が上だ。





とりあえず明日チェックしなきゃだな、そう思って布団に入った。