雨色のてるてるぼーず

そんな竹中くんを見て自分も笑顔になる。




「もしよければ、あと1時間くらい話しませんか?」





さすがに図々しいかな。と思ったが竹中くんともっと話したいという気持ちの方が強かった。





「え、いいんですか!?門限とかないですか?」





「大丈夫だよ〜門限はあるけど7:30までに帰れば大丈夫だから!」





うちの家は厳格な父のせいで細々としたルールがあるが高校生になってそのルールを話し合って変えてきた。





それから1時間。





竹中くんと沢山の話をし、あっという間に時間が過ぎた。





雨だったのも家に帰る時には曇りに変わっていて気分よく家路についた。