side 陽
夢のようだ。1時間前まであんなに沈んでいたのに。
今では僕の目の前に座ってミルクティーを飲みながらにこやかに僕に話しかけてくれている。
あの後寛太は少し遅れて状況を掴めたようで、じゃあ俺がいたら邪魔だよな!お二人でどうぞごゆっくりと言ってにやにやしながら帰っていった。
気を利かせてくれたのはありがたいが、好きな子と二人きりでその子を目の前にすると色々聞きたかったことがでてこなくなる。
「竹中くんはミスター光湘になったんだよね!すごい!」
緊張で何も話せない僕に栗田さんはそう聞いた。
「うん。すごいかどうかはわからないけど…」
「すごいよ!竹中くんかっこいいし絶対にミスターになれると思ってたんだ〜」
と言って真っ赤になった栗田さん。そしてあたふたし始めた。
ん、どうしたんだ?と思って今栗田さんが言った言葉を思い出す。
“かっこいい”
僕も赤くなる。かっこいいと好きな子に言われたら照れるに決まってる。
夢のようだ。1時間前まであんなに沈んでいたのに。
今では僕の目の前に座ってミルクティーを飲みながらにこやかに僕に話しかけてくれている。
あの後寛太は少し遅れて状況を掴めたようで、じゃあ俺がいたら邪魔だよな!お二人でどうぞごゆっくりと言ってにやにやしながら帰っていった。
気を利かせてくれたのはありがたいが、好きな子と二人きりでその子を目の前にすると色々聞きたかったことがでてこなくなる。
「竹中くんはミスター光湘になったんだよね!すごい!」
緊張で何も話せない僕に栗田さんはそう聞いた。
「うん。すごいかどうかはわからないけど…」
「すごいよ!竹中くんかっこいいし絶対にミスターになれると思ってたんだ〜」
と言って真っ赤になった栗田さん。そしてあたふたし始めた。
ん、どうしたんだ?と思って今栗田さんが言った言葉を思い出す。
“かっこいい”
僕も赤くなる。かっこいいと好きな子に言われたら照れるに決まってる。

