早速、伊須来の家と足を向かう明と前材。明は伊須来の家に近づくにつれ、空気が重くような感覚にとらわれていた。 
「・・と・・・して・・・とく・・の・ろは」
伊須来の声がかすかに聞こえる。
「お子様ランチとかけましてCDと解きます。その心はどちらもかし(歌詞・菓子) がついてます。」
「営業しているサラリーマンとかけまして、ソフトボールの投手と解きます。その心はどちらも下手(したて)です。」
伊須来の声がより鮮明に聞こえる。
明の足が震え出す。
「前材さん、伊須来かなり怒ってるよ。ただじゃすまないかも。」
助けを求めるように明は前材の手を握った。
伊須来は激怒すると何故か下手な謎かけをするくせがある。