果報者

そしてもう1つ。



2人の繋がりを思い出した。



それは2人で共有する
スケジュールアプリの存在。



付き合ってすぐ、お互いに忙しいこともあり
なかなか日が合わないこと、
連絡もバラバラになることから



彼女が提案してくれた。



仕事が何時までとか
特別な用事がある時とか、



このアプリに入力することで
お互いの予定が分かると言うもの。



もちろん束縛なんて嫌う彼女やから
食事と入っていたとしても
誰とだとかどこでだとかは詮索しない。




あくまでもすれ違いをなくすための
ツールの1つとして俺らは使っていた。




やがて同棲を始め
面と向かって予定を共有出来るようになってから
そのアプリの出番はなくなっていた。