果報者

「 ......紺ちゃん」


「......ん?」


「今日さ、まこに会いに行っていい?」





そんな仕事終わり、斗が俺の元に来た。




正直迷った。
ベッドで人工呼吸器をつけられた
彼女の様子を斗に見せたら



一体彼はどうなってしまうやろうか。



脳死やって伝えただけで目を腫らす斗に
ほんまに会わせるべきなのかめちゃくちゃ迷った。



それでもパンパンに腫らした目で
俺を見つめる斗の言葉に
頷くしかなかった。