果報者

頭をよぎるのは
あの日の先生の言葉。



”もって3ヶ月”




とっくにその期間は過ぎている。



もしかしたら。
このまま起きひんかったらどうしよう。



俺のいーひん間に。





そんな不謹慎なことも考えてしまうほど
彼女は起きる素振りなんてちっともなくて



もう一度だけ
奇跡を起こせたら。



十分頑張っている彼女に
もう一度だけでいいから
奇跡をもたらせてくださいって



柄にもなく神様に頼んだりして。







彼女が眠り続けて1週間。



お見舞いに持って行く花を選んでる時
静哉から連絡が来た。





”目覚ました!!!”





花のことも忘れ
慌てる店員を振り切って



走って走って走った。







「............っまこ!!!」


「.....たか.......?」