心に一滴の雫を。

肩までお湯に浸かって、ため息をつく。

ベッドが一つなのはここだけらしいことを、副寮長の暁月(あかつき)という人が真っ先にそれを教えてくれた。

入学人数が今年は多すぎたらしく、今まで使われてなかったところも使ってもらっている、とも。

でも、こんな風に一人で居られることに安心してばかりではいけない。

わざわざ学園にきたのだから、甘えてはいけない。

ーわかっている。

光を遮っていた手を下ろして私は立ち上がり、お風呂を後にする。

これまで以上に頑張ろうと、決意して。