✱ ✱ ✱ ✱ ✱ ✱ それから1時間半くらいたった時、廊下から足音が聞こえた。 蓮見くんは集中しているのか、気づいていない。 まぁ、いっか。 家の人だろうし、入っては… 「兄貴、誰かきてんの?」 ーーガチャ は、入ってきたーーー!? 蓮見くんもその音でやっと気づいたのか、扉に目を向けた。 「へ!?あ、兄貴の彼女!?」 「南津(なつ)!」