「親いねーし、弟も帰ってねぇみたいにだから素でいい。」


お、よかった。


私は「じゃ、お構いなく〜」と言ってサッサと上がり込んだ。


「飲み物入れて来るから。階段上がって突き当たり右の部屋。」


「はーい!」


私は1人トコトコと階段を上がった。


「突き当たり右っと…」


ここかな?


私はガチャッと、部屋の扉を開けた。


「おー!綺麗だ。」


今は私は部屋に1人…。