裏表Girl



「じゃぁ行こっ!志乃ちゃん!」


ウキウキと明らかに張り切っている雛。


「はーい!」


私はそう言って雛と並んで教室を出た。


「おい、ちょっと待て。」


教室から出た直ぐに、手をグイッと引かれた。


「な、なに!?って…蓮見くん。。」


面倒臭いー!


今日は雛とパンケーキだったのに!!


「話がある。」


話…って何?


私は雛をチラッと見ると、ニコッと笑う雛が居た。