「雛にしてはまともな意見!!」


私がそう言うと、電話の向こうでほっぺを膨らませていそうなすねた声で「志乃ちゃん、ひどい!」と可愛く怒られてしまった。


うん、可愛い。


「ちなみに、例えば?」


『苦手な食べ物お弁当箱に詰めて持っていくとか!』


「その苦手な物のリサーチは誰がするのかな?」


『もちろん、志乃ちゃんっ♪』


だろうと思ったよ!!


「却下。」


『えー!いいと思ったのに〜!『……ぉーぃ。』』