裏表Girl



「な、なに?」


普段の顔も目が細くて睨んでる感じなのに、怒ったら眉もよってるし…こわっ!


「お前、さっきの言葉忘れたか?
俺の言うこと絶対っつっただろ。」


「わ、分かったから!」


顔怖いし!!


「分かったなら行くぞ。」


そう言って蓮見くんは私の腕を引いた。


手…。


手を離せ…。


こんなことを思いながら学校を出た。


学校を出た頃には手は離されていて、2人並んで私の家の道のりを歩く。