ありませんでした…。


ど、どうしようバレたバレたバレたぁ〜。


「な、なんで…」


と、とりあえず、なんで知ってるか聞こう。


「これ。」


指でつまんでぶら下げていたのは、雛から貰った私のイヤホンジャック。


「どこで!?」


「お前が走り去ったとき?」


…くっ…、あそこで落として無ければ告白を見られなかったのか!?


「届けてやろうと思ったらお前電話してたし、バレたくねぇならもっと周りに気をつけろよな。」