〜♪〜〜♪〜


ちょうど王子様々が立ち去ったあと、着信音が右ポケットから鳴った。


雛?


「もしもし?」


『志乃ちゃん、どうだった?』


そういう事ね。


「もちろん断ったよ〜。
言ったでしょ!外見しか見てないやつに興味ないって!」


「え〜!もったいないのに〜!」


もったいないって…。


「それに」


うんうんと興味津々に聞いてくる雛。


「あの人絶対ナルシストだよ!だって自分で美男美女って!」