裏表Girl



お互い無言で、スタスタと河川敷からそう遠くない花火までやって来た。


「何が楽しくねぇんだよ。」


「きゃっ。」


握られた手は離され、今度は腰に手がまわされた。


「ちゃんと言わねぇと、俺も分かんねぇよ。」


か細い声で私の肩に頭を乗せて辛そうに声を出す寛人。


こうさせてるのは私だ…。


「っく…んっ…ふぅっ…」


「なんで泣くんだよ…。泣くほど楽しくない?」


「ち…がうの…。」